.COBOLファイル。
プログラム言語COBOLのコーディングには固定形式と自由形式がありますが
ここではCOBOL行番号(カラム1-6)のあるCOBOLファイルの扱いを述べています。
COBOLファイルの指定はEC/BC/SCコマンドでファイルを開くか、
あるいは、コンパイラーが1行目にコメント行を許す場合は
1行目にコメント行としてCIDHeader行を置き option=(..,cob,..) を指定します。
さらに、SPFファイル属性との組み合わせでコマンド、CIDオプション、
ディレクトリーリストの行コマンドにも、次の"Smmary"にあるようなバリエーションがあります。
"cob"ファイルはカラム1-6が行番号欄(4桁行番号+2桁枝番)で
挿入行には保存時に行番号が設定され,RENumコマンドもこの欄を設定。
"cobk"ファイルは自由形式でSPFファイルでなければ行長も固定されません、
但しSPFでないcobkは、開いたとき最初はカラム1-6はシフトアウトされカラム7から表示されます。
CID Header行では option=(..,cobk,..) を指定します。
カラム73-80は option=(..,n,..)か ECN,BCN,SCN,EKN,BKN,SKNコマンド
の時,COBOL以外のSPFファイルと同様に行番号(4+2)+2桁更新番号とする。
カラム73-80を行番号としない場合はそこに8桁CIDを設定可能。
表示左端、行挿入時のインデンテーションはカラム 7。
(タブ停止位置はCOLコマンドで設定可能)
cobファイルは同時にSPFファイルだがcobkファイルは
option=(n)の指定が無い限りは単にマージン付きファイルで行長=80固定の
制約も無いが "num clear k"コマンドでcol1-6がスペースクリアーされる。
cobkファイルの省略時のCID位置はカラム73。
Summary
+-----------+------------+----------+-----------+--------------------+
|CIDヘッダー|編集コマンド|行コマンド|Col.1-6 |Col.73-80 |行長 |
+-----------+------------+----------+-----------+--------------------+
|cob,n |BCN/ECN/SCN/|i/I |COBOL行番号|SPF行番号 |80桁固定 |
| |Bi/Ei/Si | | | | |
|cobk,n |BKN/EKN/SKN/|j/J |any |SPF行番号 |80桁固定 |
| |BJ/EJ/SJ | | | | |
|cobk |BK/EK/SK |k/K |ShiftOut |any |any |
|cob |BC/EC/SC/ |l/L |COBOL行番号|any |80桁固定 |
| |BL/EL/SL | | | | |
+--------------------------------------------------------------------+
|n |BN/EN/SN |n/N |any |SPF行番号 |80桁固定 |
|f80 |B8/E8/S8 |8 |any |any |80桁固定 |
+--------------------------------------------------------------------+
行コマンドはファイル名指定画面とディレクトリー画面とで同じ。
入力を大文字固定するには CAP コマンド、EDIt コマンドCAPオプションがある。
またU 英大文字変換 編集行コマンドも参照。
実行例